依存し合うと互いが苦しくなる
時に人は
恋人や夫婦、子供や親と依存しあう関係が起こることがある。
依存を深い愛とどこかで錯覚を起こしてしまい
互いがなかなか離れることが難しくなることがある。
だが、依存は愛ではない。
時に依存は人を苦しめてしまう。
時に依存は互いの関係を壊してしまうことがある。
時に依存は互いの絆を引き裂こうとすることがある。
依存は愛とは違う。
愛と葉相手が離れた場所にいても相手を信じ見守る。
そして必要な時にそっと手を差し伸べる。
依存とは愛があると言いながら
相手のことをどこかでコントロールしてしまい
常に相手のことが気になる。
そしてすべてに手を差し伸べてしまう。
手を差し伸べることは間違っていないが
過剰になりすぎるのは
相手からやる気や時に生きる気力をも奪ってしまう。
依存しあうとたくさんの経験もたくさんの学びも
たくさんの成長も止めてしまう。
どこかでどちらかがその関係を断ち切らない限り
互いの関係をも壊してしまうことがある。
最初は勇気もいるだろう。
寂しさや相手が可哀想だと言う感情が湧き起こってくることだろう。
だが、あなたが依存し合うことをやめても
相手は不幸にはならない。その逆になる。
互いが自由になった時
良い意味で互いの関係がぐっと深まり
本当の愛と信頼で繋がっていく。
だから相手のことなど心配するすることはない。
そしてあなた自身も自由になれ
あなたの人生を歩いていける。
相手も同じように自由になれ、自分の人生を歩いていける。
ただ、気を付けてほしいことがある。
あなたが不安に駆られるとき
恐怖を感じる時
あなたのその隙間に
依存という波が入ってこようとする時があるだろう。
相手が寂しそうな表情をしている時
今は関係が落ち着いているからと距離を縮めようと
変な安心感が出たとき
依存という黒いものがあなたの隙間に入ろうとするだろう。
だが、決してその時の感情に身を任せてはいけない。
厳しい言葉に聞こえるかもしれないが
一度依存し合ってしまった関係は
ほんの少しのことで元の状態に戻ってしまうから。
依存はあなた自身の意思の強さを試してくる。
依存はあなたの決断を揺るがせにやってくる。
いつでもあなたの隙間を狙っているんだ。
忘れないでほしい。
依存し合うことをやめたとき
程よい距離を保つときができとき
そこで初めて互いの依存という呪縛から解き放たれる。
そして互いが本当の愛を知り
本当の信頼が生まれ
互いが自由となり本当の幸せへと歩いていくと言うことを。
