家族の中の誰かが心の病を抱えてしまった時

家族の中の誰かが心の病を抱えてしまったら

最初は、いいえ、一時の間

自分を責め、周りを羨み、ショックを隠し切れないことでしょう。

いつもいつも涙があふれ出ることがあるでしょう。

時に相手に対して怒りを感じてしまうこともあるでしょう。

一緒に外出すると

周りが心の病を抱えている家族を好奇な目で見ることもあるでしょう。

時に傷つくような態度をされることがあるでしょう。

その度に悔しさと悲しみと怒りがこみあげてくるでしょう。

ですが

心の病を抱えてしまった本人を決して見捨てないでください。

ずっとずっと愛し続けてください。

そして必ず元気になると信じてください。

時にあなたに限界が訪れそうになる時があるかもしれません。

そんな時は少し距離を置いてください。

あなたが一人になれる時間を少しでもいいので作って下さい。

常に一緒にいる時間が長ければ長いほど

心の病を抱えている人はあなたの感情を読み取ってしまいます。

あなたがいつも明るく楽しく笑顔でいられるのであればよいですが

あなたにも感情があります。

楽しいこともあれば不安でいっぱいになる事もあります。

その不安な気持ちや怒りの気持ちが心の病を抱えている人に伝わってしまい

かえって症状を悪くしてしまうことがあります。

あなたもあなたの家族のためにも

決して無理をしないでください。

そして心の病を抱えている人には笑顔で話しかけて下さい。

相手の反応がなくても声をかけてください。

あなたの声は必ず届いています。

心の病を抱えている時は決して焦らせないでください。

ゆっくりゆっくり時間をかけて休養させてあげてください。

心の病を抱えてしまった人は常に人を気づかい

人に対しても環境に対しても敏感で神経を研ぎ澄ましてしました。

とても優しくて繊細で本当は傷つきやすいんです。

ですから心が安心して元気になれるようにサポートして下さい。

人と比べることをやめてください。

確かに健全の人とは少し違うかもしれませんが

あなたの愛する家族には変わりはありません。

周りから好奇な目で見られても気にしないでください。

逆に「何か？」という態度でいてください。

あなたたち家族が全力で守ってあげて下さい。

恥ずかしいことだと思わないでください。

逆に私の家族はとても優しくて人の心が分かる素晴らしい人間なんだと

誇らしく思って下さい。

心の病を抱えているかたをサポートするあなたも

あなたのやりたいことや

あなたが楽しいと思うこと、興味のあることを

たくさん見つけて行ってください。

あなたも含め家族が元気で明るく笑顔でいれば

心の病を抱えたかたも必ず元気になります。

家族に心の病を抱えているから何もできないなんて言わないでください。

出来ない理由を心の病を抱えている方のせいにしないでください。

それはあなた自身の問題です。

心の病を抱えているかたの体に自然に触れてください。

相手の体に優しくさり気なくタッチして下さい。

声を掛ける時、そばを通りすぎる時、一緒に歩く時

肩に触れたり、手を触れたりしてください。

心の病を抱えた家族を温かく見守り

焦らずゆっくり前向きに一緒に歩いてください。

そしてサポートするあなたもあなたの人生を歩いてください。

そして自分を心の病を抱えている家族を信じてください。

大丈夫。必ず元気になる

と。